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世界は五つの要素によってできている
土、空気、火、水、そして想像力(イマジネーション)

サティシュの言葉を、思いを再び――

サティシュ・クマールDVDブックプロジェクト2018

みなさん、こんにちは。
“ゆっくりクラウドファンディング サティシュDVDプロジェクト2018”のページを開いていただき、ありがとうございます。
サティシュさんの存在、言葉、エネルギーは、つい“怖れ”の中に陥ってしまいそうな私たちを、いつも励まし、勇気づけてくれるものです。彼が眼の前にいなくても、映像を観ればすぐに寄り添ってくれるような、イキイキとした息づかいの伝わる作品をいま一度つくりたい、そう願いながら、イギリスに渡り、制作に着手しました。
皆さんのあたたかい思いを重ね合わせて、同じ世代を生きる皆さんにはもちろん、次の世代の皆さんにも観てもらえる作品になればと思います。ご支援のほど、よろしくお願いいたします。


プロデューサー 上野宗則

サティシュが創設した学校「シューマッハー・カレッジ」へ

記念すべきスローシネマ第一作『サティシュ・クマールの今、ここにある未来』の完成から8年、制作チームはいま一度、サティシュの言葉にじっくりと耳を傾け、彼の思想を学びなおす作品を手がけたいと、イギリスの南西部に位置する「シューマッハー・カレッジ」へ飛びました。

 

 

田園地帯に位置するシューマッハー・カレッジの美しい風景

イギリス南西部デヴォン州トトネス、自然豊かな田園風景の中に、シューマッハー・カレッジはあります。シューマッハー・カレッジは、サティシュが進めてきた「ヒューマン・スケール(身の丈に合った)教育運動」の流れに沿って、1991年に創設されました。古きよき校舎には庭園、農場、宿舎が併設され、周囲には心地のよい森や川もあります。

 

シューマッハー・カレッジには世界90カ国以上の国々から色々な人たちが集まってきます。持続可能な社会の実現と自己変革のために、ホリスティック思想やエコロジカルな世界観を学ぶのです。教室だけでなく、キッチン、農園、そして歩くことを通して…。宿舎で寝食を共にすることで、学びのコミュニティが形成されていきます。シューマッハー・カレッジについて、サティシュは言います。「勉強というのは一種のおまけみたいなもので、本当にすべきことは2つではないか、と実は思っているんです。それは、まず食事を楽しむこと、そして恋に落ちること(笑)」と。

 

 

「ヒューマン・スケール(身の丈に合った)教育運動」とは

「ヒューマン・スケール(身の丈に合った)教育運動」とは、本来の教育のあり方を取り戻そうとする運動です。本作の監督であり、「ゆっくり小学校」校長の辻信一は、著書『ゆっくり小学校 学びをほどき、編みなおす』(SOKEIパブリッシング)で次のように書いています。

 

教育という言葉は英語のエヂュケーションの訳語です。この英語の語源はラテン語のエドゥカーレで、その元来の意味は「内側に秘められたものを引き出す」こと。その点、現代社会の教育はどうでしょう。それはまるで、空っぽの容器にどれだけたくさん詰め込めるかを競っているかのようだ。そう言うのはぼくの友人であり、師でもあるサティシュ・クマールです。彼は、子どもたちを空っぽの容器と見るかわりに、内に豊かな可能性を秘めた存在と見ます。例えば、吹けば飛ぶような一粒の種子の中に、巨大な樹木へと成長したり、何千という実をつけ、何万という種を生みだしたりする可能性が秘められている。とはいえ、ただその種がテーブルの上に置いてあるだけではダメ。大気、雨、土、そして様々な生きものとの関わりを通して、それは殻をやぶって、芽を出し、育っていく。つまり、可能性が引きだされていく。教育とはそのようなことだと、サティシュは考えます。実は、「ゆっくり小学校」という考えの種をぼくに蒔いてくれたのも、そのサティシュだったのです。

 

 

サティシュの教育理念を伝えるメディアを

「内側に秘められたものを引き出すような、本来の教育を」―、これが、サティシュが長年に渡って推し進めてきた教育運動の核心です。そして、サティシュは都度に、次のように言ってきました。「権力をもつ者は、わたしたちを単なる消費者と見なして、依存させようとします。権力に従属せず、わたしたち一人ひとりに生来備わっている、想像力、創造性を呼び起こし、素晴らしい社会を、未来をつくりだしましょう」と。

 

このDVDブックは、サティシュの教育哲学を集約した格好のメディアなのです。というわけで、タイトルは『サティシュの学校 みんな、特別なアーティスト』。このDVDブックが“サティシュの学校”そのものになるように。

 

 

日本でもサティシュの思いの種は育っている

このDVDには、イギリスだけでなく、日本でのシーンも収められています。サティシュの思いの種は、日本でも発芽し、育っているから。ひとつの模範モデルとして、群言堂ブランドで知られる石見銀山生活文化研究所所長の松場登美さん、暮らす宿・他郷阿部家を、サティシュ一行は訪ねました。また、サティシュの教育理念に倣い設立した、下関のゆっくり小学校にも来てもらいました。

 

 

サティシュの学校に入学しませんか

サティシュは言います。「子どもたちにはぜひ、未来は明るいと言ってあげてください。その明るい未来をつくっていくのはあなたたち自身だと。暗闇を呪うだけでは何もならない。誰もがロウソクを灯すことができる。明るい未来をもたらす力になれるのです。一人ひとりの力を過小評価せず、みんながもっている、とてつもなく大きな可能性を信じましょう。この地球がもっている可能性はあまりにも巨大なもの。たまたまこの時代に権力をもった一部の支配的な人たちが描こうとしているような、そんなちっぽけな未来ではありません。そこには無限の可能性がある。希望を捨てないでください。悲観主義の罠にはまることなく、むしろ楽天的にいきましょう」と。

 

「わたしは82歳の若者です」と、いつも瑞々しく、朗らかで、愉しいサティシュ。縁あって同時代を生きるみなさんには、このメディアを通して、「サティシュの学校」に入学していただきたい。そして、彼を崇めることなく、友人として親しみを感じてもらいたいのです。

 

 

今回のDVDブックは2010年版と2枚組!

このDVDブックは、2010年版『今、ここにある未来』との2枚組の特別仕様。テキストもすべてブックに収められる予定です。サティシュ思想の決定版を目指して。

 

みなさん、「サティシュの学校」を、メディアを通じて設立するこのプロジェクトに、ご賛同、ご支援いただければ幸いです。サティシュのような明るい灯火をわたしたちの内に点しましょう。いまを、未来を、明るく照らしていくために。

 

 

 

 

出 演 サティシュ・クマール
辻信一

松場登美(石見銀山生活文化研究所 所長)
上野宗則(ゆっくり小学校 ようむ員)

撮影・編集 本田茂
制作補 安田なぎ子
福田久美子
久松奈津美
小形恵
上野優香
監 督 辻信一
プロデューサー 上野宗則
企画・製作 サティシュDVD2018製作委員会
株式会社素敬 ゆっくり小学校
ナマケモノ倶楽部

 

 

◉発売予定日

2018年12月

 

 

◉予価

3,800円(税別)
DVD 2枚組 / Disc1(2018年版)72分 / Disc2(2010年版)70分 / 本文96頁

 

 

◉リターン内容

・お礼状
・ポストカード5枚セット
・DVDBOOKのブック内にお名前を掲載
・DVDBOOK1冊
・小さな本のベンチ1個

 

 

◉ご支援金の使途

DVDブックの制作費の一部に充てさせていただきます。

 

 

◉支援金の送金方法

・銀行振込

「プロジェクトを応援する」ボタンより必要事項をご入力の上、支援金のお申込みを頂きますと、ご入力頂いたメールアドレス宛に自動返信メールが送信されます。 この自動返信メールに支援金の振り込み先が記入されておりますので、お申込みより5日以内にお振込をよろしくお願い致します。 万が一お申込み者名とお振込の名義が異なる場合は、備考にて事前にご連絡いただくか、下記連絡先までご連絡ください。 また、大変申し訳ありませんが、振込手数料は支援者様負担となります。 ご理解の程よろしくお願い致します。

 

 

◉お問合せ先

【 株式会社素敬 ゆっくり小学校 】
TEL:083-242-6262
お問合せフォーム:http://slowcinema.net/information/contact/
担当:福田久美子
現在までに集まった金額
1,453,000
(2018年11月1日現在)
目標金額:1,300,000円

残り日数
締切日:2018年10月31日
3,000円
リターン

◉お礼状
◉ポストカードセット
お届け予定:2018年12月
10,000円
リターン

◉お礼状
◉ポストカードセット
◉ブックにお名前掲載
◉DVDBOOK1冊
◉小さな本のベンチ1個
お届け予定:2018年12月